療養型病棟だからできるリハビリを目指して
病棟リハビリ
セルフケア・セルフケアサポート機能を高める
日本では、セルフケア(自己管理)の概念が乏しく、過保護ともいえるサービスが多くみられています。イギリスでは、セルフケアやセルフケアサポートの促進を図ることで、患者様・利用者様のQOLが向上しやすいことを証明しています。また、『 The self carecontinuum 』という有名な概念があり、セルフケアというものは時期によって、配分を考え、かつ連続したものでなければいけないことを説明しています。『セルフケア』能力を育むこと、あるいは『セルフケアサポート』を患者の家族様や地域社会に対して指導を行うことにより自助や互助機能が高まり、社会資源を温存することで受けたい医療を受けることができる、受けたい介護を受けることができる医療・福祉を目指していかなければならないと思っています。
居住系施設や自宅への退院時には介護支援連携を行います
退院に向けて退院先が居住系施設である際には、当院にて当院職員と退院先施設職員と交えて現在の状態や課題などを含めた介護支援連携を行っております。また、自宅への退院方向であれば入院後すぐに自宅訪問を行い、自宅環境に合わせたリハビリテーションプログラムを作成しています。退院前にも訪問を行うことが可能であり、実際に患者様も同行して課題をクリアできたかなどを確認することも可能です。
嚥下リハビリテーション
経口摂取の再開を目指して