インターンシップ実施報告

井上病院看護部では今年度初となる3名の高校生のインターンシップの受け入れを実施しました。

 

担当教諭よりお話をいただいた時には、56床の療養型の病院での実施で良いのか？と思い質問したところ

「高校2年生なのでまずは急性期ということではなく、じっくり看護を見てもらいたい」

という回答に納得し受け入れを決断しました。

 

1日だけの看護体験（私自身高校生の時に経験あり）。

充実した経験ができるようにプログラム作りから開始。

現場に入っていただくために、患者様、ご家族様、何より学生自身が安心して受けられるように感染症についての説明、手洗い、エプロン着脱を学び、現場に出ていただきました。

1日の看護体験を終了し学生たちの学びが後日レポートとして届きましたので、学校の了解のもと紹介いたします。

 

【実施項目】VS測定、点滴、胃ろう管理などの看護業務の見学　食事介助の見学

リハビリの見学　入浴、送迎、処置の見学　カンファレンス参加

オリエンテーション（感染症、手洗い、ガウン装着）

 

【感想（抜粋）】

Aさん：始め患者さんを見て、「あぁねたきりなんだな」と思った。

でも一日中いろんなところを回っていくうちに、患者さんの安心している姿を見て、日頃から声をかけたりしているんだなと思いました。

医療に関する仕事は大変で責任も大きい仕事だけどとてもやりがいのある仕事で、毎日自分を成長させてくれる仕事だと今日一日を通して感じることができました。

医療にかかわる仕事を自分なりに探してみようと思いました。

 

 

Bさん：初めて看護の仕事を身近で見させてもらうことができてとても有意義な時間を過ごしました。

食事介助見学では管理栄養士さんや言語聴覚士さんも加わって患者さんの状態に合わせてペーストでご飯を出したり、細かく切ったりして提供していたことが一番印象に残っています。

リハビリの過程を見る中でコミュニケーションをとりながらしていたので患者さんも嬉しそうにしていたのでとても微笑ましかったです。

カンファレンスでは自分が分からないような言葉がたくさん出てきました。

これを毎週していると思うととても尊敬します。

自分の将来の夢にかかわる仕事がみれてとても楽しい一日でした。

ありがとうございました。

お昼に食べたカレーとてもおいしかったです。

 

 

Cさん：私の想像とはいくつか異なる点がありました。

今日のインターンシップでは介護に近いと思いました。

たくさんの病状の患者さんがいらっしゃる中でそれぞれに一番合った方法で接していたのが一番印象に残っています。

また患者さんやご家族への配慮が素敵すぎる病院だと感じました。

知れば知るほど工夫がされていて驚きを感じました。

今日は見学しかできなかったのがとても残念です。

もっと看護について学び、次は看護学生としてもう一度この病院で学びたいと心の底から思っています。

たくさんの医療従事者の方と連携をとって常にベストな状態で患者さんに接しているのを目と耳と体で感じて、こんなにすべてが良い病院はいままでもこれからも井上病院だけだと思います。

 

 

～インターンシップを終了して～

病院側も緊張しての受け入れでしたが、大有会の目指している理念「私たちは、社会で必要とされる存在であり続けるために、地域の方々にとって常に最適・最良の医療・介護サービスを提供します」を実践している姿を少しでもお届けできたのではないかと思っております。

学生たちの立派な感想に負けない病院づくりを目指して日々精進してまいります。

 

明石商業高校2年生の素敵な学生たちへ。ありがとうございました。　　　　　　　　　

 

井上病院看護部